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品質 | 株式会社フォレストコーポレーション 採用情報サイト

座談会

「品質」について語ってみました。

信州に根ざした住まいをテーマに、住宅建築に取り組むフォレストコーポレーション。自分たちならではの家づくりに求められる「品質」とは、どういったものなのか。施工管理業務に携わる4人が、熱い思いを語り合いました。

平澤雄太

[2004年入社]

施工管理職

 

山住和志

[2005年入社]

施工管理職

 

林大輔

[2005年入社]

施工管理職

 

脇坂奈緒

[2011年入社]

施工管理職

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「品質の高い家って?」

工房信州の家 長野南展示場

 
平澤

基本的には、きちんとした検査に基づいてその基準をクリアしていることが、品質を語る上で最低限求められることだと思います。ただこれは直感的な部分なのですが、何かもうぱっと入った瞬間に落ち着くというか、家づくりに関わった全員がいいなと思う家というのがある。こういう家は、施工管理者や職人さんがしっかりしたつくりをしているという裏付けがあるからそう見えると言って、ほぼ間違いないと思います。

 

山住

賛成です。お客様を含め職人さん、社員が本当にいい家が出来たなあという風に思えば、建物の方もそれに比例して、どこを見ても精度よく出来ているんじゃないかなと思います。注文住宅というのはマンションと違って、お客様一人一人のこだわりに対してお応えしていく部分が強い。だから品質と言っても一律ではない部分がある。そこがまた醍醐味なのですが・・・。

脇坂

私の考える品質は、最終的に見えなくなる部分‐たとえば鉄筋のところなど‐に対しても、図面通りというのは一番なんですけど、その図面通りにやってうまくいくこともあればうまくいかないこともあるんじゃないかっていう部分も自分たちの中にもっておいて、現場で再度検討して、より良い方法を提案していくことが大切なんじゃないかと。つまり、設計任せにしないっていうところで、品質が良くなってくるんじゃないかなと思います。

 

そうですね。無垢材をはじめ自然の物を使った家なので、狂いも出れば反りも出ます。ですからしっかりとした図面や仕様書も重要ですが、それと同時に重要なのが職人さんの力。どんな大工さん、職人さんにも出来る仕事というわけではないと思うので、それを彼らにもわかってもらいながら、お互いが相乗効果でできるものが良い品質というか。自分たちがやりたいことを伝えていくだけではなかなか難しくて、職人さんも乗せなきゃいけないし、逆に職人さんの方からもっと良くしていくために提案してくれるものとか、そういうところを自分たちが柔軟に取り入れながら、現場をつくり上げていくことがとても大事だと思いますね。

 

 

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「マニュアルとオリジナリティー」

山住

もちろん基本的には『工房信州の家』のマニュアルがあります。誰がやっても同じ品質、出来栄えというのが基本中の基本です。

 

でもそれだけで片付けられないのが家づくり。

平澤

当然基準はあるし、ディテールはあるし、マニュアルもある。絶対守らなくてはならない法的な基準はもちろん、基本的な納まりとか見え方は全部決まっているけれど、細かい組み方とか職人さんによってはこう組んだ方がやりやすいとか、それぞれの考えるところもあるので、その辺は対応していくことができるというのがいいと思います。
『工房信州の家』ってこういう見え方だよとか、でも、いままで培った技術の中ではそこにプラスアルファこういう補強をするともっといいよとか。あとはどうしてもそこの家ならではの納まりというものがあって、そこはやはり現場ごとに考えて、どうやったらうまく見えるのかなというのは個々に出てきますが・・・

 

山住

個々にでてくるそういったプラスα的なものが、たとえば違うメンバーに刺激を与えたりとか、競争につながっていったりとか、もっとよりよくやっていこうという意欲的な所につながっているような気がしますね。

 
平澤

そうそう。それが新しい基準になったりね。ディテールも増えていくし、標準もこう見直した方がいいとか、設計も含めてやってるもんね。マニュアルは常に更新され進化している。

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「竣工がゴールですか?」

脇坂

私にとっての竣工は、メンテナンスするべき物件が増えていくということなので、引き渡しは終わりじゃなくて始まり。だから竣工は全然ゴールじゃないです。

 

無垢材を使っているので建物も常に変化しているし、工事中にずっと抱っこされていた赤ちゃんが、定期訪問に行ったらもうしゃべるようになっていて「わぁ成長したな」とか、家族の変化も常に起きているから、ここまでやったら終わりというのはなくて。建物もそうですが、お客様との関係もずっと続いていくっていう意味ではゴールがないですね。もしかするとゴールは建物が解体される時・・・ですか?

 

平澤

(解体)した家はないから我々はまだゴールしていないってことだね。

 

 

スタートばっかりしてゴールがない?!(一同爆笑)

平澤

私の場合、最初のお客様と出会ってからもうすぐ10年になります。
思い返せば自分のお客様が100組以上いらっしゃるんだよなとふと思う時があります。変化する家だからこそ手は掛かるし、当然メンテナンスにも行かなきゃいけないし、大変な面とか辛い面とかいろいろ言われる面もあるんですけど、ただその中でお客様が楽しく住んでおられる姿を見るとやっぱいい家だったのかな、と。「お友達が木のにおいがしていい家だねと言ってくれるんですよ」と、お客様がすごく楽しげに語ってくださるのが嬉しかったりね。完成した後に、お客様がどう楽しんでくださっているのかを見るのが楽しみなのは、うちのこうした家づくりが大きいかもしれないですね、

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「苦しい時、頼れるものは?」

山住

ずばり、チームです。新人の頃よく言われたのが、自分の中で抱え込むなということ。とりあえず第一声あげればまわりも動くからって。それでみんなで解決すればいいじゃんという気風があって、それにはずいぶん救われました。

 

脇坂

あ、私もそれ言われました!

 

何かあったら上の人に言ったら何とかしてくれるという土壌は、僕が入った時からあったよ。

 

 

確かに自分の失敗を人に言うのはキツイけれど、思い切って言ってしまえば周囲は客観的な視点から、自分が気づいていないことを指摘してくれたりするので落ち着けるというか。なかったことにしたいと思ってしまうと、絶対に良い結果にならないですからね。その時はすごく叱られても、言わないよりはずっと良い。

 

平澤

それとは少し違うけど、若い人もベテランも、アイデアを出したり意見を述べる上では絶対に対等というのもうちの特徴だよね。

 

あ、それありますね。若い人、経験の浅い人だから気づけることってありますからね。客観的な目で「マニュアルにはこうありますが、これで良いのでしょうか?」とかね。経験を重ねてしまって逆に見えなくなるものを、チーム全員で補えるというのは、良い品質を保つ上では大切だと思いますね。

 

山住

ふだん当たり前だと思っていることを、みんなが改めて見直せる機会にもなる。そういう効果は大きいよね。自分の経験値としてはあっても、みんなと共有出来ていない部分。そういう部分に気づくと新たにマニュアル更新することもできて、品質の向上につながる。

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「さらなる品質向上のために、なすべきこと」

平澤

私自身の課題として、上に立つ者が引っ張りすぎないことを心がけていきたいと思っています。自分は納得ずくでしていることを、経験の少ない後輩たちは十分に理解できないまましてしまっている部分があって、そこをうやむやのまま放置すればやがて品質の低下を招いてしまう。そこの部分をもっと自分の中に落とし込んでもらって、さらに独自の創意工夫を加えて行ってもらえるような土壌作りがこれからの自分の使命だと思っています。

 
山住

私も、2年目3年目くらいの若い世代に仕事の面白さをしっかり教えていきたいです。木造建築ってすごく奥が深くて、私もようやくその面白さに目覚めた段階。細部にわたって自分のこだわりをもっと向上させたいと思っているところです。そういうところをメンバーと一緒に勉強し、一緒に考えていきたい。品質だけでなくコストもとても大切な要素ですから、そういったこともすべて含め下の子たちと一緒に良いものづくりをしていきたいです。

脇坂

私はまだ3年目で、上の人からこういう納まりだと聞いた通りに職人さんに伝えるのが精いっぱいの状態です。でも施工管理者の私が浅い知識のまま伝えたことを、言われたままやるというのでは職人さんも面白くないのではないかと思います。理由があってこういう納まりにするとちゃんと言えれば、きっと現場はもっと良くなる。そのためにもっともっと勉強して、それをきちんと現場の職人さんに理解してもらって、お互いに意見をたたかわせながら安全で良いお家をつくっていきたいと思います。

 

有難いことに『工房信州の家』の商品力は高いとよく言っていただきます。そこで次にしなくてはならないのは、自分たち自身の代理人(会社の代表者の意。施工管理者は工事を請け負う会社の代表として現場に臨む)としてのレベルを上げることだと思います。フォレストコーポレーションの代理人は、技術力、組織力、すべての面で他社とは違うと評価されたい。お客様にとって営業や設計という部門はよく理解されていますが、私たちが何をしているかはあまり理解されていません。大工さんなんですか、何をされているんですかと聞かれることもしばしばです。そんなお客様に向かって私が監督していますから安心してください、品質は保たれます。これは私だけでなく組織で、チームで動いているので品質は間違いないですということを、誇りをもってアピールできる自分たちになりたいですね。